女性ホルモンの基礎知識

◇女性ホルモンとは

思春期から更年期まで、約40年以上にわたり女性のこころと体に関わる「女性ホルモン」。

女性ホルモンには エストロゲン と プロゲステロン の2種類があります。

特にエストロゲンは、月経・妊娠・出産だけでなく、心臓、血管、骨、皮膚などに働きかけ、女性の様々な

機能を正常に保つために重要な働きをしています。

◇女性ホルモンが分泌されるしくみ

女性ホルモンは、卵巣内の卵胞(卵子のもと)が成熟卵胞に育つ過程で分泌されます。

卵巣が単独でホルモンを分泌するのではなく、

脳(視床下部―下垂体)からの指令を受けてホルモン分泌を調整します。

◇女性ホルモンの分泌量

PMS(月経前症候群)、月経前後・産前産後・更年期・・・。

女性は、生涯400~450回ほどの月経を経験するとも言われます。(個人差あり)

頭痛、腹痛、眠気、体のだるさ、イライラや憂うつなどの気分の浮き沈み、便秘、下痢、むくみ、過食etc・・・。

いろいろな症状を感じることもあり、一体どのくらい女性ホルモンが影響しているのだろう?

きっとたくさんの量ではないかな?・・・と思う方もいるかもしれません。

女性ホルモン生涯での分泌量:ティースプーン1杯ほど   と少量なのです。

      *計測時の単位は『ピコグラム:pg/ml』 一兆分の1グラム!! 

                          少量で大きな力を発揮し素晴らしいです (*’ω’*)

 女性ホルモンは 血液検査 で調べられます。

 女性ホルモン分泌ピーク:20~30代:エストロゲン 200~300pg/ml

                閉経が近づく40代:エストロゲン 50pg/ml

◇女性ホルモンなどのホルモンを調べるとき◇

〇月経不順(3カ月以上生理がこない・リズムが不規則・次回の生理がいつ来るかわからない)

〇基礎体温が低温相のまま・上がったり下がったりバラバラ

〇不妊症

〇更年期  

検査項目:エストロゲン(E2)、卵胞刺激ホルモン(FSH)、黄体形成ホルモン(LH)、プロラクチン(PRL)

 (医療機関によって対応に差があり)

ホルモン値、子宮・卵巣以外の病気の有無、服薬の有無、自覚症状などを総合して、月経を整えたり、更年期などの体調をフォローしていきます。ホルモン値は排卵前後や年齢、体調によっても変化するので、かかりつけ医と相談し、どう対処していけばいいかを考えることが大切です。

最近は、女性雑誌やネット情報などでも女性ホルモンに関する記事などを目にするようになりました。

しかし、生理はつらくても我慢するものと自分に言い聞かせ、市販薬をたくさん飲んで生理が嫌でたまらない・・・と思っている方、生理前1~2週間はPMS症状が重くぐったりしている、更年期かも~~~!と心配しつつホルモン値の検査は受けたことがないという方も珍しくありません。

病院は具合が悪くなった時に行くところ  でもありますが

        🌸病気を予防するための相談をするところ🌸 でもあります。

いろいろな病院があります。いろいろな医師もいます。

(せっかく受診したのに、質問に答えてくれない、一方的な態度・・・で悲しかった・・・ということは残念です。その先生に会うでけでホッとする、いい方向に向かうと信じ治療を受けてみようと思う。自分でできることはやっていこうと思えるという医師もいます。)

体調が悪くなってから自分のかかりつけ医を探すことは、けっこうしんどいです。

婦人科検診を受ける、書籍、インターネット、口コミなどを参考に、情報を集めてみることをおすすめします。

事前に「こんなことを相談できますか?」と電話で問い合わせてみるのも一つです。

ちなみに、私は、40代半ばを過ぎ、これから更年期本番なのかぁ~というところです。

今までそれなりに公私にいろいろあり、心身ボロボロ・・・なんてことも経験しながら(;^ω^)

自分に合った健康法・運動法・人間関係、認知を変える意識など

 🌸「自分トリセツ」🌸を研究!?したおかげで、今はここち良く過ごしています。

体調不良はありませんが、一般の健康診断では調べられない女性ホルモン値、Fe(血清鉄:かくれ貧血がチェックできる)、骨密度は、今の様子を知っておきたかったので内科で調べてもらいました。

受診の仕方は、

「特に体調不良はありませんが、40代半ばを迎え、これから本格的に更年期を迎えるにあたり、内科のかかりつけ医をみつけたく受診をさせていただきたいです。上記の内容(女性ホルモンなど)の検査をお願いできますか?」と電話問い合わせし、受診。

そこでお会いした医師が熱心に話を聴いてくださったことにも感動し、何かあったときの相談先を見つけました。

看護師さん、受付の方、皆さんとても感じがいい!それも安心して受診できる要素です♪

婦人科は、別のかかりつけ医があります。

婦人科で、内科的なこと(更年期・自律神経・血圧、コレステロールなど)も合わせて相談できるところ、

不妊検査・治療もできるところ、医師以外のカウンセリング(心理士・栄養士・理学療法士など)も受けられるところ、これも医療機関によって様々です。

いざというときに相談できる場所・人を見つけていきましょう (^^♪

関連記事

  1. 女性ホルモンによる2大不調
  2.  “秋バテ”してませんか?
  3. 『生・性教育出前授業』 生徒さんへの質問回答&メッセージ(3)
  4. 女性ホルモンによる2大不調
  5. 女性ホルモンによる2大不調
  6. わくわく卵子のホームページがリニューアルしました
  7. 「忄」・・・こころ 「生」・・・生きる 『生・性教育』
  8. ことばの力
PAGE TOP